それはともかく、昨日4/18夜、座・高円寺1にてシベリア少女鉄道vol.23「あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?」を観てきました。
ネタバレありの感想です。
公演情報
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出演 | 篠塚茜、川田智美、加藤雅人(ラブリーヨーヨー)、小関えりか、岸茉莉、雨宮生成、竹岡常吉 |
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脚本 | 土屋亮一 |
演出 | 土屋亮一 |
【結論】
お金をかけた大掛かりな仕掛けは良かったけど、後半の展開が乏しく、ダレる。
シベリア少女鉄道を観るのは2回目。
13年7月に「遥か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013」以来でした。
■良かった点
・予算のあるテレビでも最近は見ない、大きなセットを使ったコントだった
→舞台、演劇っていうか、思いっきり笑いに振り切っているのでコントと解釈しました。
ドリフの車が家に突っ込んでくるやつとかごっつの○○殺人事件を思い出すような大仕掛けは好きです。
・川田智美さんがキュートw
→セーラー服にヤラれましたw
・最初にゲスト紹介をしてそれがフリになっている
→舞台が始まる前に土屋さんが登場し、今回は出てないけど親しい人が遊びに来てくれたという体で、3人の男性を紹介。
その3人が客席から舞台に上がり、ハナシをかき回していくという設定。
これはおもしろかったし、インパクトもあった!
1番最初のドキドキ感がよかったですね~
■イマイチな点
・後半長くてダレる
→お客さんの予想を裏切って笑いにする点は見事ですが、3人が巨人化してからが長い。
非常に長い。
客席から3人が上がる
↓
3人が声を出しはじめる
↓
3人がハナシにどんどん干渉してくる
↓
3人が演者に影響を与えはじめる
↓
3人が演者を妨害しはじめる
↓
3人が巨人化してぶち壊しにかかる
と、始めに紹介された3人がストーリーの内側に入っていって、j巨人化する、まではお客さんの期待を裏切っているし、インパクトもあって面白いです。
でもそこからが長いんですよね~
巨人化してから、もうそれ以上無いんですね。展開が。
内側のハナシの展開はありますよ。
ストーリーは続いていくし。妨害されながらも。
でも、漫才とかコントと違って、「もうええわ!」で終わらない、というか、終われない構造がアダになったかなと。
巨人化して、ストーリーぶっ壊れてるわけで、巨人が全員瞬殺して終わり、とか、ストーリー的なオチがなくてもよかったのかも?
ストーリー的なオチというのも、タイトルになってる「迷惑ですよね?」で〆ているのですが、そこまで長くひっぱったわりには「迷惑」という言葉としっくりこないんですよね。
巨人が自分の中にある葛藤とか自己否定みたいなことだとすると、それが迷惑なのか?と。
迷惑というなら全員がその葛藤とか自己否定でダメになんなきゃダメじゃないかと。
でも最後は全員ダメってわけでもなく、むしろがんばっていかなきゃ!な終わりだったし。
だからタイトルと仕掛けとオチがバラバラのような気がしますねー
アイデアベースで考えてると、タイトルおもしろ、仕掛けおもしろ、なんですけど、いざ実際に落とし込む段階でオチでつじつまを合わせにいったがために後半が冗長になり、オチてもいない、ってことになっているのかなー
篠塚茜さんのキャラでなんとか最後、成立させたように見える、ってことは篠塚茜さんを起用したことの勝利ってことは、それを含めると、アリってことなのかなー
でも考えるとなんか変。
その変っていうのは、シュールなコントを観て、変だね、ってのは違う、
マイナスの変、って感じがしちゃうんですけどねー
笑いにどこまで意味を求めるか?っていうこともあるかと思うんですけど、笑いとして観るとやっぱ後半長いし、オチてないし、でもシベリア少女鉄道の舞台はそういうもんだから、といわれると、ああそうなんですか、としか言えないんですけどねー
ここまで笑いに振り切ったことやるなら、ベタでもシュールでも笑い的にスッキリしたモノをみたかったなと。
ハチャメチャなのがウリでーすってことなら、もう行かないかなw
あ、最後になんか惜しい感じ、松本人志監督の「大日本人」思い出しました。
「R100」観てないけど、ダウンタウンファンとしては観なきゃいけない感がありますなー
なんか観るのヤだなーw
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